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[ニュースリリース]21ヵ国のトレンドと将来予測。日本で入手可能に。

21ヵ国のトレンドと将来予測。日本で入手可能に
- 各市場の変化を消費者の価値観調査から見極め -


 市場調査会社の株式会社カンター・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宮島正敬)は、カンター・グループのザ・フューチャーズ・カンパニー社(本社:イギリス・ロンドン、代表:ウィル・ガルギー、以下TFC社)が世界で提供している各国の市場トレンドと将来予測情報(名称:「グローバル・モニター」)の提供を日本で開始します。


■ サービスを開始する背景と狙い
 ここ数年、日本の消費財・耐久消費財メーカーを中心に、海外市場を開拓する動きが高まっており、それに伴い海外の広範囲な地域の消費者動向やマクロ情報を日本で簡単に入手できることが強く求められています。また、その市場の現状だけでなく、将来どうなるか、についても情報を入手したい、というのが企業の本音ではないかと考えられます。


カンター・ジャパンは、このような要望に応えるため、市場トレンドと将来予測情報の提供に強みを持つTFC社の協力を得て、日本、BRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)や欧米諸国など21ヵ国の消費者・マクロ動向に関する情報提供を開始します。


■ 「グローバル・モニター」の特長
市場の将来を予測
 TFC社の最大の特長は、現状の市場トレンドやニッチな情報の把握に留まらず、市場の変化を踏まえた将来の予測情報を提供しているところです。彼らは、この分野の専門リサーチ・コンサルタント集団であり、各市場の消費者の価値観やライフスタイル、マクロ動向がどのように変化しているかについて十分な知見を持っています。

21ヵ国を対象
  アジア・オセアニア(5ヵ国):日本、韓国、中国、インド、オーストラリア
  欧州(8ヵ国):イギリス、アイルランド、ポーランド、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、トルコ
  中東・ロシア(2ヵ国):サウジアラビア、ロシア
  北米(2ヵ国):カナダ、アメリカ
  中南米(4ヵ国):メキシコ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン


■ 「グローバル・モニター」の構成
<基本プラン>
・情報データベースへのアクセス権
・各種報告書(レポート)・ニュースレター
  世界のマクロ・消費者動向を初めとして、世の中の大きな変化や新しい成長の種などを見つけ出し、複数のテーマで報告書(レポート)にまとめる


<オプショナル>
・各国の調査データ
 当年度だけでなく、過去の調査データにもアクセスできる
・国別の報告書(サマリーレポート)
・主要データのインタラクティブ表示およびダウンロード


* 提供する情報は英語になります。(一部日本語もあり)
* 価格についてはお問い合わせください。


■ ザ・フューチャーズ・カンパニー社について
 ザ・フューチャーズ・カンパニー社(本社:イギリス・ロンドン、代表:ウィル・ガルギー)は、カンター・ジャパンと同じカンター・グループに属する調査・コンサルティング会社です。主に世界各国で商品を展開している外資系大手消費財メーカーなど250社以上を顧客に持ち、各市場のトレンドや予測情報を提供しています。
  ・ウェブサイト:http://thefuturescompany.com


■ カンター・ジャパン会社概要
 カンター・ジャパンは、前身企業から数えると日本で50年超の歴史を持つ市場調査会社です。13の企業(グループ)で構成されるカンター・グループに属し、日本だけでなく海外の消費者調査まで幅広く手掛けています。
  ・社名:株式会社カンター・ジャパン
  ・本社:東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F、7F
  ・代表取締役:宮島正敬
  ・事業内容:市場調査、およびそれに付随するアドバイザリー業務
  ・ウェブサイト:http://www.kantar.jp


★上記ニュースリリースのPDFファイル(188KB)はこちらです。


★会社沿革については、トピックスをご覧ください。


[トピックス]ネット通販、買うならアマゾンか?

ネット通販、買うならアマゾンか?
- 楽天を経由して、アマゾンで買う消費者 -


最近電子書籍で巷を賑わせている楽天とアマゾンですが、この両者が日本のネット通販事業の2強であることは言うまでもありません。事業開始がそれぞれ1997年、2000年で、アマゾンは当初書籍のみとネット通販の歴史や商品取扱高では現在でも楽天に分があります。


しかし、消費者のインターネット上での購買行動を観察すると、自社ウェブサイトへの訪問者をアマゾンがうまく購買に繋げている様子をうかがうことができます。


■ 集客力の高い楽天、購買効率の高いアマゾン
現在カンター・ジャパンでは、消費者のインターネット上の行動履歴を追跡するサービスを開発しています。今回試験的に、インターネット利用者のうち、パソコンからのインターネット上の行動履歴を提供してくれる消費者を募り、約6,700名の履歴情報を得て分析しました。追跡期間は2012年7月13日から8月12日の1ヵ月間で、協力者の男女比は凡そ60%:40%です。


まず、期間中に楽天のウェブサイトを訪問した人の割合は約90%、アマゾンのウェブサイトを訪問した人は約70%でした。集客の観点では、楽天の強さが目立ちました。


一方、それぞれのウェブサイトを訪問した人のうち、実際に商品を購入した人の割合は、楽天が約5%、アマゾンが約20%とアマゾンの方が高くなりました。購買効率の点では、アマゾンが優れているようです。購入に至ったのべ回数でみても、楽天約600回、アマゾン約2,400回と約4倍の開きが見られました。


※図はPDFをダウンロードしてご確認ください。


■ 楽天で検索し、アマゾンで買う
次に、各ウェブサイトで実際に購入が行われた際、その直前にどのウェブサイトを訪問しているかを確認しました。すると、楽天からアマゾンに流入しているケースが1割ほどであるのに対し、逆は2%程度に過ぎませんでした。


このことから、「アマゾンで購入する人は、事前に楽天で商品を調べる」消費パターンが目立つようになっているといえそうです。


※図はPDFをダウンロードしてご確認ください。


■ 消費者の行動特性を知る
今回のインターネット上の行動履歴の解析は試験的に行ったものであり、行動履歴の追跡時期・期間を変えたり、協力者数を増やしたりと今後継続して改良を行う必要があると我々は認識しています。それでも、このような形で競合サイトの違いを見ることによって、消費者の行動特性や傾向を踏まえたマーケティング施策の検討が可能になるのではないかと考えています。


カンター・ジャパンは、インターネット行動解析から得られる興味深い消費者の行動特性について、今後もトピックスにまとめて発信する予定です。


(参考)ネット通販に関する最近の動向
・10月にヤフーとアスクルが食品・日用品ネット通販サイト「ロハコ」を開始
・11月にリクルートが来年3月からのネット通販事業参入を発表


■ 会社概要
カンター・ジャパンは、前身企業から数えると日本で50年超の歴史を持つ市場調査会社です。13の企業(グループ)で構成されるカンター・グループに属し、日本だけでなく海外の消費者調査まで幅広く手掛けています。
 ・社名:株式会社カンター・ジャパン
 ・本社:東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F、7F
 ・代表取締役:宮島正敬
 ・事業内容:市場調査、およびそれに付随するアドバイザリー業務
 ・ウェブサイト:http://www.kantar.jp


★上記トピックスのPDFファイル(282KB)はこちらです。


[記事]江南スタイル(PSY)が成功した10の理由。

Nigel Hollis, Millward Brown


先週、私は、同僚のGordon Pincottとオンライン行動の裏にある衝動や動機に関するワークショップを行うため中国上海にいました。そのワークショップの中で、我々は、江南スタイルの成功について議論する機会がありました。


同僚のGordonは、そのビデオの大ファンです。皆さんがこの大ヒット現象を聞いたことがないと思いませんが(説明すると)、江南スタイルは、韓国人ラップ歌手のPSYの歌で、そのミュージックビデオは、4カ月の間にYouTubeで7億3,000万回以上再生され、広まりました。マーケティングの世界にいる人々の多くは、このビデオを見たことがなくても聞いたことがあると思います。


ワークショップのグループで、江南スタイルが成功した理由を10挙げてみました。


1.音楽が覚えやすい:リズムが単純で繰り返すだけ。


2.音楽とビジュアルのシナジー(相乗効果):ビジュアルはリズムによく合っており、最も効果的な形で相互に作用している。


3.ばかげているけれど楽しい:そう、本当にばかげている。でも、ワークショップの参加者の一人が言うように、「純粋にそれは見て楽しいんだ」。


4.曖昧かつ魅惑的:いくつかのシーンは曖昧で、何が起こっているのだろうと思わせる。スポーツカーの男性、エレベーターの男性は誰だ?


5.真面目に受け止めてはいけない:PSYは、どのポップビデオでも自分を笑いものにしている。


6.韓国がクール:そのビデオは、もしアメリカやイギリスのラップ歌手のものだったら同じようにアピールできただろうか?ビデオの起源が人々にとってどこか魅惑的な場所のものだからヒットしたのだ。


7.フォーマットがパロディになりやすい:タイ海軍であれ、イートンスクールであれ、そのビデオは、簡単に模倣できるコンテンツを提供している。


8.ダンス:単純で習得しやすく、デジタルから物理的世界へと繋がり広まりやすい。


9.背景にあるストーリー:江南は韓国の一地区で、もともとみすぼらしい地域だったが、今では成金たちがビデオの成功に乗じ割増して貸し出すような場所である。


10.仲間の圧力:ビデオは今では多くの人々に見られているが、仲間から見ろと言われて見るケースが多い。「何?まだ見てないの?」


これらの要因のすべてが合わさって、江南スタイルは世界中で長くヒットするビデオになりました。もちろん、江南スタイルはYGエンターテインメント社がその土台を十分に準備していなければ、これほど成功しなかったでしょう。その会社は、もともとエンゲージメントを持つ聴衆を増やすために投資を行っており、適切な歌ができたとき、キャンペーンの種をまき、露出を担保する大きなプラットフォームを持っていました。(こういう場合)正しいコンテンツを持たなければならず、江南スタイルは幾つかの点で申し分のないものでした。


あなたは、江南スタイルの成功に対する我々の評価に賛成ですか?ここからマーケティングの世界へどういう結論を導くことができますか?考えを共有してください。


※ご意見は直接Nigelにお願いします。
http://www.millwardbrown.com/Global/Blog/AboutNigelHollis.aspx


※この記事のオリジナルはこちらです。


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2012.10.04 [記事]成功するバイラル動画の隠し味とは?


[調査]イギリスの電子書籍ユーザーはどんな人?

Richard Poustie Head of TGI UK & Western Europe, Kantar Media


電子書籍は出版業界を変えつつあり、多くのイギリス人がペーパーバッグの代わりに電子書籍リーダーを選ぶようになっています。カンター・メディアTGIの最近の調査では、15歳以上のイギリス人の620万人ほどが電子書籍を持っていることがわかっています。それでは、どういう人たちが電子書籍の持ち主なのでしょうか?


・平均的な家庭の収入が37,000ポンド。これは、平均よりも25%高い。職業では、82%超がディレクターや会社のシニアポジションに当たる。

・自分のビジネスや株式にお金を投資している。
・アーリーアダプター。49%超が新しいガジェットやアプリを買うのが好き。47%超が友人が買うより前に商品を買う。
・あまり考えずにお金を使い、外食を楽しみ、良質のワインや環境にやさしい商品にお金を支払う。


これは、これらの消費者を購買に走らせるものを幾分説明してくれますが、TGIの最近リリースされたWHY Code data は、消費者の意識的な動機と同様にその裏に隠れた価値観を見出すことができます。


例えば、WHY Code dataによると、電子書籍リーダーの所有者は、新しい電化製品を買うとき「イノベーション」を最も重要な要因として挙げ、それは平均的なイギリス人の三倍にもなります。これは、彼らが最新のテクノロジーを使いたいと思い、文学への親しみが必ずしも電子書籍リーダーを購入させる動機とは限らないことを示しています。それゆえ、ペーパーブック愛好家に代わるというよりも、電子書籍リーダーの所有者はこれまで本を手に取っていた層ではない全く新しい消費者なのです。


この話題についてもっと知りたい方は、カンター・メディアTGIのウェブサイトへどうぞ。


※この記事のオリジナルは、こちらです。


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2012.07.30 [記事]どの企業がデジタルエコシステムの戦いに勝つのだろうか?


[セミナー]マーケティングセミナーのご案内(11月27日、12月6日)

消費者セグメンテーションとブランドの立ち位置を再考する
- マーケティングセミナー開催(無料)のお知らせ -


市場調査会社の株式会社カンター・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宮島正敬)は、来る11月27日(火)、12月6日(木)に『消費者セグメンテーションとブランドの立ち位置を再考する』と題し、マーケティングリサーチの手法を紹介するセミナーを開催します。


■ セミナー日時とテーマ
第一回目の11月27日(火)15:30-17:15は、『消費者セグメンテーション』の手法(名称:ニードスコープ)を紹介します。これは、消費者の心の奥底にある情緒的・感情的なニーズや彼らを購買行動に突き動かすものは何かを明らかにし、それらを軸にして消費者のセグメンテーションを行う、というものです。


第二回目の12月6日(木)15:30-17:15は、『ブランドの立ち位置再考』の手法(名称:コンバージョン・モデル)を紹介します。これは、消費者のブランドに対する思い入れ・結びつきの強さを測り、それに基づいて自社ブランドの強み・弱みの把握や、新規に又は競合ブランドからユーザーを獲得する機会を見出す、というものです。


■ セミナー概要
・日時:第一回2012年11月27日(火)15:30-17:15(受付開始15:00)★受付締め切りました。
    第二回2012年12月6日(木)15:30-17:15(受付開始15:00)★受付締め切りました。

・会場:株式会社カンター・ジャパン本社6F会議室
    東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F
    http://kantar.jp/whoweare/popup/tokyo.html

・対象:企業のマーケティング部、マーケティングリサーチ部、経営企画部などのご担当者

・定員:各回15名程度(先着順。同じ企業・部署の方は各回とも2名まで)

・費用:無料


※アクセス:都営新宿線、都営大江戸線、京王新線新宿駅A1出口直結。又はJR新宿駅サザンテラス口徒歩2分


■ 申込手順
Marketing@kantar.co.jp 宛にメールでお申し込みください。★受付締め切りました。

記載の要領は、次のようにお願いします。
  ・件名:「セミナー申し込み」
  ・本文記載項目:1)お名前、2)会社名、3)部署名、4)参加希望日、
          5)ご連絡先メールアドレス、6)ご連絡先電話番号
申込完了後、2-3日以内にメールで参加の可否等をご連絡します。


■ 注意事項
※申込のキャンセルは、開催日より3営業日前の18:00までにセミナー事務局にご連絡ください。
※学生及び同業者(広告代理店含む)の方は、参加をお断りさせていただく場合があります。予めご了承ください。


■ カンター・ジャパン会社概要
カンター・ジャパンは、前身企業から数えると日本で50年超の歴史を持つ市場調査会社です。13の企業(グループ)で構成されるカンター・グループに属し、日本だけでなく海外の消費者調査まで幅広く手掛けています。

  ・社名:株式会社カンター・ジャパン
  ・本社:東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F、7F
  ・代表取締役:宮島正敬
  ・事業内容:市場調査、およびそれに付随するアドバイザリー業務
  ・ウェブサイト:http://www.kantar.jp


■ セミナーに関するお問い合わせ先
株式会社カンター・ジャパン セミナー事務局  E-mail:Marketing@kantar.co.jp


※案内状のダウンロードはこちらです。


[トピックス]イギリスの籠(かご)メーカーから売上高1兆円企業へ

カンター・ジャパンは、本社をイギリスに置く上場企業ダブリューピーピー(以下WPP)グループの中核事業の一つである調査・コンサルティング部門(カンター・グループ)に属します。WPPグループは、2011年の売上高が100億ポンド(日本円で約1兆2,000億円。1ポンド120円で計算)を超えるグローバル企業であり、広告業やパブリック・リレーション(PR)業などのマーケティングに関連するサービスを提供しています。


カンター・ジャパンの親会社であるWPPについてトピックスにまとめました。詳細については、PDFファイル(459KB)をダウンロードしてご確認ください。


(参考)
WPPウェブサイト
http://www.wpp.com/wpp/


カンター・ジャパン 広報