2012.4.12【デジタル】
[記事]Facebookのファンの特徴とは?
Nigel Hollis, Millward Brown
つい最近、Dave Barrowcliffが、Millward Brownの自社ソーシャルネットワーク、"the Greenhouse"で、次の質問を投稿しました。
Facebookのファンってどのような人ですか?
その質問に対する回答は様々でした。ブランドとつながることで自分について何か言いたい人、景品を欲しい人など。しかし、以下のようなシニカルな反応に対し、私にはピンと来るものがありました。
Facebookのファンは、ほとんどの場合、過大評価されています。
結局のところ、それは本当です。 Facebookでさえ、それを認めています。
Facebookは、最近Reach Generatorというツールを発表しました。それは、自分たちのコンテンツが広告としてファンにリーチするよう、マーケティング担当者を助けてくれるでしょう。何故ですって?何故なら、Facebookが認めるように、
現時点では、毎週あなたのファンのほんの16%にしかリーチしていないかもしれない、からです。
この低いリーチ(率)の主な理由は、FacebookのEdgeRankアルゴリズムが、ユーザーのニュースフィードに最も関連性の高いコンテンツを入れるよう設計されていることです。ブランドのコンテンツは、それほど関連性がないだけかもしれません。
自分たちのコンテンツがファンの16%にしかリーチしないというニュースは、多くのマーケティング担当者にショックを与えるかもしれませんが、ショックを受ける必要はないのです。結局、フォローしなければ、あなたの友人のコメントをどれくらい多く見ますか?ファンを集めるために激しく競争した後で、マーケティング担当者は、その競争に価値があったのだろうかと疑問に思うに違いありません。特に、コンテンツの一部が16%ではなく、75%のファンにリーチすることを保証してもらえるようFacebookにお金を支払う必要があるのですから。
"the Greenhouse"上での議論から、別の興味深い点も見えてきます。すべてのファンが同じように作られるわけではありません。自分たちをよく見せるためにブランドを支持するファンもいれば、本当にそのブランドが好きなファンもいます。
James Galpinが、このように区別しています。すなわち、"ファン"について、コミュニティに自分が自由放任であることをオープンにしたい人々だと見るのであれば、その人たちは、おそらくそうすることによって自尊心を高めたいと考えているでしょう。彼らはそれほどブランドのことを気にしていないかもしれませんが、その代わり、ブランドを友人の間で自分の地位を高めるのに役立つシンボルとか資産のように捉えています。
また、本当に情熱的な人々もいます。彼らは、ブランドへの愛着を示そうとするかもしれないし、しないかもしれません。
"the Greenhouse"上のコメントを正しく読み取ることができているとすれば、我々は、ファンを4つに分類することができます。最初の2つはどちらも利己的です。
Freebie seekers:販促(品)や景品を入手するために、ブランドを好きでなければならなかった人々
Status seekers:自分の信任を高めたいがためにそのブランドを好きな人々
Affectionate Fans:そのブランドが好きだけれど、愛着を示すだけという人々
True fans:わざわざそのブランドをサポート、推奨する人々
私がマーケティング担当者であったなら、真にターゲットにしたいのは、最後のTrue fansでしょう。そうでなければ、Status seeker fansをTrue fansに変えたいと思うでしょう。しかし、あなたはどう考えますか?我々が見過ごしているファンのタイプはありますか?あなたの考えをお聞かせください。
ご質問は、Nigel Hollisまでお願いします。
http://www.millwardbrown.com/Global/Blog/StraightTalk.aspx
※この記事のオリジナルはこちらです。
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