Getting Media Rightとは

Introduction
アドテクノロジーの進化と共に複雑化するデジタル広告の世界において、デジタルとメディアを単体で考えるわけにはいきません。これまで以上に多くのチャネルやタッチポイントが存在し、メディアの多様化が進む中、広告とメディアの効果の総体的理解を得ることは日に日に困難になってきています。そのため、メディアをミックスした広い視点を持つことがいま、マーケターに求められているのです。
本レポートでは、企業やブランドが、メディアやデジタルスペースに期待できること、挑戦できること、新たなビジネスチャンスに対してより深い視点で分析しています。
マーケターは消費者の何を捉えるべきなのか。ネット上でそのトピックスが、消費者の関心事のトップになるにはどうしたらよいのか。業界のスピードに対して遅れをとることなく、適切な効果測定ができているのか。本レポートは、広告主が理解しておくべきデジタル広告の現状や、メディアを正しく利用するための具体的な方針を提示しており、この数年で大きく変わったデジタル広告における企業やブランドの広告活動の効率を高めます。
About Study
今年5年目となる「Getting Media Right 2018」の調査は、世界各国のブランド、メディア企業、広告代理店などで働く468名のシニアマーケターたちの回答に基づいており、消費者がオンラインでつながる現代におけるマーケティングの現状について深く検証しています。
マーケターが直面している戦略的課題Top5
- 効果測定とROIの実証
- オムニチャネル時代の消費行動への理解
- メディア投資の最適化
- 複数のチャネル向けコンテンツ開発
- 収縮する予算の管理
KEY FINDINGS
- データからインサイトを得る自社の能力に自信のある広告主は、半分にも満たない。広告代理店、メディア企業においても、非常に自信があると回答したのは2割に満たないため、業界全体において利用可能なすべてのデータの管理に苦戦していることが示されています。
- インサイトの構築には、キャンペーンのモニタリングと最適化に必要な情報やツールを統合することが不可欠ですが、マーケターたちは今、複数のチャネルにおけるパフォーマンスに関して点在する情報を統合することに苦戦しています。
- 世界のマーケターたちは、昨年よりも早期にキャンペーンの最適化プロセスを開始しており、それを主導しているのは女性マーケターの方が多いようです。
- 自社のメディアミックスに対するマーケターたちの自信は、昨年よりわずかに上昇しましたが、いまだに45%のマーケターたちは、「それが最適であるかどうかに確信が持てない」と回答しています。
- 8割以上のマーケターが、統合されたマーケティング戦略を採用していると回答したものの、その取り組みは消費者に十分に効果を発揮していません。2018年1月に公開した「AdReaction 2018」レポートでは、マルチチャネルキャンペーンのブランド効果をどのように最大化するかについて調査をしています。(広告主の狙ったイメージとは逆に、キャンペーンが統合されていると感じている消費者は58%のみでした)

GETTING MEDIA RIGHT 2018 REPORT DOWNLOAD
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