
KantarとWPPは、「 ブランドZ™ 世界で最も価値のあるブランド Top 100」のランキングおよびレポートを毎年公開しています。
このレポートでは、世界中のブランドの価値をランキングで発表し、ブランドが成長していくためのインサイトを提供しています。2018年度のブランドZ Top 100のブランド総資産価値は、4.4兆ドルに達しており、7500億ドルに匹敵する21%ものブランド成長率を記録しています。
TencentおよびAlibabaはトップ10にランクインし、中国が引き続き成長していることがわかります。今回の調査では、すべてのカテゴリーに関して成長がみられたはじめての年となりました。小売業ではeコマースへの移行を強化したことにより、35%の成長がみられました。AmazonやAlibaba、eBayなどテクノロジーを導入している小売業は、単なる小売業にとどまらない世界のトップ100にランクインするブランドとなっており、ランキングの価値の半分以上がそれを占めています。
ブランドZ™とは
ブランドZ™は世界最大のブランド資産データベースです。 世界中で、300万人以上の消費者アンケート結果から集められるブランドと、各企業の財務実績、業績の分析を組み合わせた唯一のブランド評価調査で、1998年以来、毎年更新されています。直接消費者に対して行うアンケートでは、消費者が実際に買い物をしているカテゴリーについて評価をしてもらうことで、ユーザーの実体験に則した評価がデータに反映されています。データベースには、消費財(FMCG)、耐久消費財、サービス、店舗、企業ブランドなど、400以上の多岐にわたるカテゴリにおいて、約120,000ものブランドの結果が含まれています。 また、ブランドZ™ではアンケートを通して得られた結果をもとに、ブランド資産を金額換算し、毎年ランキングを発表しています。このブランド価値ランキングは、WPPグループが年に一度発表しているもので、今年で14年目となります。