BRANDZ

Kantar が毎年発表するブランド価値ランキング

BrandZ 調査は、毎年WPP とKantarが行っているブランド資産価値測定を目的としたシンジケート調査です。BrandZ™は、 世界51か国、19,250以上のブランドを対象とした約410万人の消費者インタビューを網羅した最大級のデータベースを構築しています。直接消費者に対して毎年実施しているアンケートは、彼らが実際に買い物をしているカテゴリーについて評価してもらい、消費者の体験に則した評価をデータに反映しています。
本調査のブランドの資産価値は、当社のBrand Dynamicsの考え方に沿って測定されており、ブランドが近い将来にその価値を上げるかどうかを正確に予測する測定も含まれています。

5+ Advantages
BrandZ

5つの特長

5+ Advantages
BrandZ

5つの特長

    • 調査対象市場

      51

      カ国

    • 対象ブランド

      19250

      ブランド

    • インタビューした消費者

      410

      十万人

    • ブランドのカテゴリ

      522

      種類

    • データポイント

      54

      億以上

    BrandZ Ranking Methodology(ブランド価値の算出プロセス)とカンターBrandZ が提供できること

    世界410万人以上の消費者アンケートの結果から集められる広範な消費者インサイトと、外部情報源による各企業の財務実績や業務実績の分析を組み合わせて、目に見えないブランドの価値を資産化します。実際、グローバル規模のブランド調査は様々な企業が行っていますが、評価対象ブランド数、消費者調査のパネル数をとっても、世界最大級のブランド調査調査が「BrandZ」です。
    「BrandZ調査」は、強力なブランドが優れた株主利益を生み出し、景気後退の影響を受けにくく、又その影響からの回復が早いことを実証してきました。実際、昨今の不確実性が高い状況下においても、長期的なマーケティングと強力なブランド構築に一貫して投資してきた企業やブランドは、最悪の事態を乗り切っています。

    カンターBrandZの調査データは財務結果と特異的に結びついています。ブランドに投資する企業は市場で好成績を収めること、また、価値創造の最強の方法はブランドへの投資であることが当社の分析で繰り返し証明されています。カンターはまた、理由や方法をご説明します。当社のデータと枠組みを基に、単独または複数のカテゴリーと市場におけるブランドの強みや弱み、機会について科学的なポートレートをご用意します。
    カテゴリーの傾向やマクロ経済の変化について、さらには差別性のあるブランドが消費者のマインドと強力なつながりを築くことでどのように価値を生み出すかなどについて、理解に欠かせないインサイトを提供します。

    現在、ブランドZの評価ランキングは、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、ラテンアメリカ(アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー)、オランダ、南アフリカ、スペイン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、英国、米国で実施され、レポートを公開しています。世界各国のカスタマイズされたレポートとデータパッケージはいつでもブランドZサイトよりダウンロードいただけます。

    History

    BrandZの歴史

    • BrandZの分析は、当社のブランドエクイティ測定のフレームワークに基づいており、セールスとの実証実験を繰り返すことで定期的に開発・改善を行ってきました。1998年にブランドZが誕生し、2006年からグローバルブランドランキングを発表、2013年以降は現在のブランドエクイティ評価モデルを使ってブランド価値を算出しています。日本は1998年の調査開始の年に調査対象市場として取り上げられた国の一つです。今では調査対象国は51か国に広がり、日本を含む世界20か国以上の国で「世界における国内ブランドランキング」を発表しています。

    • 再生・日本ブランド

      本年度のBrandZランキング結果からは、日本ブランドが世界において相対的に弱くなってきていることが明らかになります。一方で、世界的なインフレや進行中の円安は、世界に出ていくチャンスと捉えることができます。しかし、日本企業のブランドには、他のグローバルブランドと比べ決定的に足りないものがあるのです。当ウェビナーでは、日本流ブランドマネジメントの盲点を説明し、日本ブランド再生のための一つの方法論を皆様にご案内いたします。

    Meaningfully Different Framework

    調査の根底にある、ブランド評価指標

    KantarはBrandZのデータベース化を通じ、市場の動きと見比べて分析することで、売上を伸ばしていく強いブランドを構成する要素は何かを常に研究してきました。市場の成熟に伴い、かつては影響力が大きかった製品機能における差別性が薄れ始めた最近の市場では、ブランドの意義性(Meaningful)、差別性(Different)、想起性(Salient)が重要であるとして、2013年から現在のモデルでエクイティを測定しています。

    • 意義性

      全てのブランドにおける基礎的な要素。ブランドがニーズや嗜好を満たさない限り、消費者がブランドを購入する可能性は低くなります。

    • 差別性

      ブランドの競争上の優位性/競争力。有意義な差別化が必ずしも購入につながるわけではないが、その差別化が有意義だと消費者はよりそのブランドを選ぶようになります。

    • 想起性

      ブランドの成長を促す主な要素。想起性を伸ばすことができなければブランドの成長は見込めません。