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[トピックス]アメリカの10代が得るお金の主役は、「親からもらうお金」と「ギフトカード」。

[トピックス]アメリカの10代が得るお金の主役は、「親からもらうお金」と「ギフトカード」
- フルタイムの仕事からお金を得ると回答する人の割合が2007年調査よりも減少 -


市場調査会社の株式会社カンター・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大竹秀彦)は、世界各国で消費者の価値観や態度に関する調査を行っています。


グループ会社のザ・フューチャーズ・カンパニー社が、昨年アメリカで10代、20代の男女計4,000名を対象に実施した調査によると、10代の人が得るお金(又はそれに準じるもの)の出どころとして「必要なとき親からもらう」に次いで「ギフトカード(類)」と回答する人の割合が高いことがわかりました。


※全文PDFのダウンロードはこちらです。


■ 10代の人が得るお金に「ギフトカード」が挙がる
ザ・フューチャーズ・カンパニー社は、アメリカの10代、20代の人々のライフスタイル、価値観や態度などを把握するオンライン調査(名称:『U.S. TRU Youth MONITOR(ユー・エス・ティーアールユー・ユース・モニター)』)を毎年実施しています。


この調査の中で、彼らに自分の得るお金(又はそれに準じるもの)の出どころについて、該当する回答を選択肢の中から複数選んでもらいました。すると、「13歳から15歳」、「16歳から19歳」の人の回答で最も割合が高かったのは「必要なとき親からもらう」(それぞれ70%、66%)で、その次が「ギフトカード(類)」(それぞれ51%、48%)でした。


(図は全文PDFでご確認ください)


「20歳から23歳」の人の回答では、「パートタイムの仕事」(37%)が最も割合が高く、その次に高いのが「必要なとき親からもらう」(36%)でした。


■ 「フルタイムの仕事」の割合が低下
次に、10代、20代の人が得るお金の出どころが、過去と違ってきているかを調べるため、2007年と2013年の調査結果を比較しました。すると、「13歳から15歳」の人の回答についてはそれほど大きな違いが見られませんでした。


(図は全文PDFでご確認ください)


一方、「16歳から19歳」、「20歳から23歳」の人の回答にはどちらも違いが見られました。まず、「16歳から19歳」の人の場合、2013年調査では「フルタイムの仕事」の割合(3%)が2007年(17%)よりも低く、「必要なとき親からもらう」(66%)や「ギフトカード(類)」(48%)などの割合が2007年(それぞれ52%、32%)よりも高くなりました。


(図は全文PDFでご確認ください)


また、「20歳から23歳」の人の場合、2007年の調査が20歳を含まないので単純比較はできないものの、2013年調査では「フルタイムの仕事」の割合(22%)がかなり低くなっています。


(図は全文PDFでご確認ください)


■ まとめ
欧米では、若年雇用が社会問題になっており、アメリカも例外ではありません。フルタイムの仕事を収入源とする若い人たちの減少は、この調査結果にも表れているようです。


■ 調査概要
この調査は、カンター・ジャパンのグループ会社ザ・フューチャーズ・カンパニーがアメリカで実施している10代、20代の人を対象にした調査です。
・調査名称:『U.S. TRU Youth MONITOR(ユー・エス・ティーアールユー・ユース・モニター)』
・調査時期:2013年
・調査国:アメリカ
・調査対象:12歳から29歳の男女4,000名
・調査方法:インターネット調査
・調査実施会社:ザ・フューチャーズ・カンパニー


※本文のデータは、13歳から23歳までの調査結果を使いました。
※本文を引用される際は、出典を「カンター・ジャパン」と記してください。


■ カンター・ジャパン会社概要
カンター・ジャパンは、前身企業から数えると日本で50年超の歴史を持つ市場調査会社です。12の企業(グループ)で構成されるカンター・グループに属し、日本だけでなく海外の消費者調査まで幅広く手掛けています。親会社は、世界有数の広告会社であるイギリスのWPP(ダブリュー・ピー・ピー)です。


・社名:株式会社カンター・ジャパン
・本社:東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F、7F
・代表取締役社長:大竹秀彦
・事業内容:市場調査、およびそれに付随するアドバイザリー業務
・ウェブサイト:http://www.kantar.jp


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