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[調査]あなたは高血圧だと自覚してますか?

カンター・ジャパンのグループ会社であるKantar Healthが行った調査によると、世界では高血圧の有病者数は増えているものの、高血圧だと診断される患者は、予測される有病者数と比べてまだ少ないそうです。


こちらが、それを示したインフォグラフィックス(英語)です。


これを見ると、アメリカでは、人口の約33%が有病者で、そのうち高血圧と診断された人は74%に及びます。ところが、EU5ヵ国では、人口の約32%が有病者ですが、そのうち高血圧と診断された人は43%に過ぎないようです。


高血圧は、自覚症状がないので、しばしば「サイレントキラー」と呼ばれています。高血圧は、心臓病、発作、腎不全、失明などを引き起こすリスクを高めます。そして、避けられる、治療できる病気です。しかし、高血圧の人の多くはその病気に気づいておらず、医者に診てもらいません。そのため、低価格の治療が受けられたとしても、治療しないのです。


高血圧と診断されていない人の多くが、そのリスクにさらされる家系要因やライフスタイルを持っています。例えば、肥満。アメリカでは63%、EU5ヵ国では50%にも及びます。


日本の調査結果は公表されていませんが、厚生労働省のホームページに高血圧について書かれたものがあるので、そちらを読めば、日本人と高血圧の関係がわかると思います。


カンター・ヘルスの調査に関する原文の記事はこちらです。


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