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[調査]メーカーがより注意を払っているのは、SUV / MUVに乗る顧客です。

TNS Automotive


もし、あなたがSUV(Sport-Utility Vehicle)又はMUV(Multi Utility Vehicle。日本のミニバン)の買い手であるならば、自動車販売店でより良い経験をする可能性が高いだろう、ということをTNS Automotiveの最新の調査が示唆しています。


インドの自動車市場は、SUV / MUVセグメントに目覚めたようです。今年の初めのデリーオートエキスポに始まり、業界はますますこのセグメントに注目しているようです。ここ数カ月、Mahindra XUV 500、Maruti ErtigaとRenault Dusterのローンチが続きました。買い手は車のショールームに群がり、ショールームの営業スタッフは彼らを心から歓迎しました。


そのセグメントに明確にフォーカスが置かれており、販売店は、見込み客を顧客に転換しうるような対応をしています。最近のSUV/MPVやプレミアムSUVの購入者は、販売店での購買経験に最も高い満足度を示しています。これは、TNS Automotiveの発表した『2012年Car Buyer Sales Satisfaction(CBSS)Study』のファインディングスの一つです。


TNSの専門部署である、TNS Automotiveが実施した『2012年CBSS Study』は、インドのシンジケート自動車セールス満足度調査で、28都市に及ぶ3,275人の新車購入者の回答によるものです。この包括調査では、61車種のセールス満足度の重要な領域における顧客の評価をカバーしています。CBSS TRI * Mスコアは、セールス満足度の尺度を提供します。


「注目に値するのは、自動車メーカーが、顧客を満足させ続けることができたことです。それが、たとえ選んだ車を購入するまで待たなければならなかったときでさえ。」とTNS AutomotiveのExecutive DirectorであるPradeep Saxenaが言います。「それはおそらく、顧客が他のモデルを選ぶよりも待ち続けたからでしょう」。


顧客の期待するところは、車のカテゴリーによって異なります。販売店の営業時間は、エントリーコンパクトカテゴリーにとって非常に重要である一方、プレミアムコンパクトカーの購入者にとってはそれほど重要ではありません。彼らには、販売店の場所が非常に重要です。エントリーラグジュアリー、すなわちSUV/MUVとプレミアムSUVカテゴリーの車種のスコアが最高水準であるように、比較的高い価格の自動車は、より高い満足度を得ています。


結果的に業界全体のスコアは高く(95)、高い安定した自動車の購入経験を示唆しています。しかし、これはまた、簡単に競合他社がまねすることのできない自動車購入経験という領域で差別化することへの課題を提起します。


CBSS調査のランキングは、同じような車種で比較することを可能にすべくセグメントレベルで行われます。コンパクトエントリーミニサイズカーセグメントではMaruti Suzukiモデル、中型サイズのセダンではHonda CityとHyundai Vernaがトップを行きます。プレミアムミッドサイズではVolkswagen Jetta、エントリーラグジュアリーセグメントでは、Honda Accord、Skoda LauraとVolkswagen Passatがトップポジションを占めます。SUV/MUVとプレミアムSUVセグメントでは、Mahindra XyloとToyota Fortunerがランキングのトップです。


競争が激しくなりつつある、ということは、多くのセグメントでスコアが非常に近接し、トップを複数の車が奪い合う、という事実が示しています。


※この記事のオリジナルでは、チャートの一部が出ています。以下のサイトにアクセスしてください。
http://www.tnsglobal.com/press-release/tns-automotive-car-manufacturers-pay-more-attention-suvmuv-customers