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[調査]若い心臓発作の患者(アメリカ)の精神的なQuality of Lifeはかなり悪いです。

Kantar Health


Kantar Healthの調査結果は、18-49歳の患者が、高齢の患者よりも心体健康状態(治療後の健康状態など)が良くないことを示しています。2月はAmerican Heart Month(アメリカの心臓健康月間)です。


Kantar Healthが実施したNational Health and Wellness Surveyによると、急性冠症候群(ACS)に罹患した18-49歳の患者の精神的なクオリティオブライフ(QOL)は、50歳以上の患者のそれよりもかなり低くなっています。 ACSは、心臓発作を経験する、又は不安定狭心症と診断されることで定義付けられます。


「大体620万人のアメリカ人がACSに罹患します。そのうち18-49歳の患者の占める割合は少ないのに、より年長のACS患者や自分たちと同じ世代の人に比べて、彼らの心体健康アウトカムが悪くなっています。」とKantar HealthのCOO(チーフオペレーティングオフィサー)であるMichael Fronstinが言っています。「身体的QOLはすべての年齢層で同じですが、精神的QOLがこれらの若い患者で顕著に低いことが気になります」。


若いACS患者は、それに罹患していない同年代の人と比べて作業生産性のロスがはるかに高くなっています。(ACS若年患者-43%対同年代-16%)。彼らはまた、明らかに医療資源(=医療費)をかなり使っています。 18-49歳グループのACS患者は、過去6ヶ月の間に医療機関を(非ACS患者は3.1回であるのに対し)9.2回訪問しています。また、その42%は(非ACS患者の12%と比較して)緊急治療室に運ばれています。


「心臓病の危険因子を持つ人々にとって、医師とそのリスクを最小限に抑える予防策について相談することが重要です。」とFronstinは述べています。


2月はAmerican Heart Month(アメリカの心臓健康月間)です。アメリカにおける心臓病の負担についてより詳細な情報をダウンロードするには、Kantar Healthのウェブサイトをご訪問ください。


National Health and Wellness Survey(NHWS)について


この調査の結果は、2010年にアメリカで実施したNHWSに基づいています。これは、インターネットで毎年実施している、アメリカの代表性を考慮し(リクルートし)た対象者に、自記入式で行う調査です。取り上げるトピックは、18歳以上の大人の健康状態、態度、行動と(治療)結果などです。


Kantar Healthは、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、ロシア、ラテンアメリカで毎年NHWSを実施しています。この調査は、ヘルスケア業界で最大の自己申告のデータベースとなっています。


※この記事のオリジナルはこちらです。